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幸福な物語の、辿り着くところ
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20140420
嘘の質量
「へーき」というタタラの自覚しない嘘は言葉の軽さに反してとても重い、とアンナは思う。しかしそれを嘘にしてしまったのはほかならぬ自分で、重みを感じているのも己一人で、「他の人には言わないでね」という言葉の重さを知らなかった過去のアンナだ。言ってはいけない言葉もあると知っていたのに。
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