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幸福な物語の、辿り着くところ
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20140521
関白亭主
「キングは殴れば俺が言うこと聞くと思ってる」と、十束がまさに殴られたばかりの頭を抱えながら嘯いて、周防はとっさに何も言えなかった。何をどう考えても殴るぐらいでいうことを聞く相手だったらこんなにいつもいつも雷を落とさずとも済んでいるはずで、理不尽を飲み込むためにもう一度拳を握った。
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