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嘆きの在処
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20150330
薬厚::ここから始まる
月灯りも輝かぬ夜の中、折れた刀の残骸が積み重なっていたのが静かに空気に解けていく。地獄へ堕ちるかとふとこぼせば、既にオレらはそこにいるとのいらえがかえってきた。月に似ているはずの白銀の瞳はぞっとするほど暗く確かにそこには地獄の端緒があった。
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