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20150330
くりつる::どうせ無意識なんだろ
てんてんと裸足のまま軽い足取りで白い鶴が先を歩く。目を離せば夜の闇にとけていきそうな希薄さはずいぶんと久しぶりに目にしたが、放置しておいてもやがて帰ってくることは知っていた。聞き届けてもらえぬ名を呼ぶことは遠い昔にあきらめていたから、黒い龍はただあとをついていく。
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