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嘆きの在処
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20150331
燭鶴::たとえばの話
やり直したいことなんか何もない、と彼は言った。二回目だと知っていて、器物である己に選択権が与えられたとしても同じ道を選ぶ、と。強いねとこぼすと、弱いだけさと帰ってきた。それが、驚きに満ちるはずの知らぬ道には踏み込めぬ弱さだと気づいたのはあとになってのことだった。
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