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嘆きの在処
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20150402
薬厚::たった一分でいい
泣き言を言う暇を許されるような状況じゃなかった。腕の中に抱えた体はまだ熱くて、でも時間がたちすぎれば人のように冷たくなるのだと分かっていた。次に抱き上げる時も変わらず熱くあってくれと願いながら残った敵を屠るために手を離した。
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