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嘆きの在処
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20150403
燭鶴::こっち見てよ
その金の瞳がもっとも美しく輝く時を知っている。敵の血を被り、己の血を滲ませ、真白の装束をあかく染めてなお爛々と機を窺うつよさを知っている。それを向けられぬという安堵よりも失望の割合が多いのはどうかとは自分でも思えども、本質とはそういうものだと知っていた。
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