プランツパロ(にゃんちょぎ)
プランツのお店の店主のちょうぎさん:
もともとはプランツ。大変有名で美しかったので焦がれた人が多く、写しもいくつか作られたのだけど、本人は成長してしまいプランツとは認識されなくなった。今では山姥切といえば写されたうちの一体のことを指すけれど、それが写しだと知っている人は少ない。その状況が腹立たしいけどプランツが育つこともあるというのはなるべくなら公表しないほうがいいとも思っているのでちょっと怒りっぽい。
プランツの調律師(原作にあったか定かではないけど)のなんせん:
プランツの高名な工房が実家。まだこどもだったころに預けられたちょうぎさんに一目惚れして、彼が育つように仕向けた。けど、子供とはいえ短絡的にやることではなかったという自責の念をずっと持ってる。制作にいかずに調律にいったのはこの過去のため。
ちょうぎさんのお店に定期的に仕事で訪れるけどかならずちょうぎさん自身の診察もしていく。というか出会い頭に熱と脈と体調の確認からはいる。確認される方のちょうぎさんは責任感からだけならいっそ構うなって思っているけど言うに言えないのは、言ったら否定してもらえるとはわかっているけどそこには同情しかないと思っているため。
実際は罪悪感で押し隠してるだけでなんせんは恋心は抱いたままだけど、まあ現状は自分のせいだと思っているので表に出すことはしない。
客の宗三左文字:
プランツがお高いということだけしか知らない状態で、喧嘩したはせべにかわせようとおもって来店。なんかちょうぎさんとふわっと仲良くなって茶飲み友達になる。にゃんちょぎの事情は何も知らないけどこじれてるんだな、ということは感じ取ってる。
「人形は愛してやらねばならぬ。だが、人形に恋うてはならぬ」幼い頃から繰り返し聞かされた人形師としての心得を忘れたことは片時もなかった。だから、あのときの自分には殺意しかなかったのだ。永遠に咲き続けるはずの彼を手折ったのは間違いなく自分だった。