イマジナリー加州くんのはなし
刀剣乱舞の二次創作をあれこれ複数カプ読んでいると、働く近侍として結構な割合で加州くんがでてくる。ちゃんとした統計をとったことはないのだけれど、概ね面倒見が良くて仕事ができて采配がうまいけどちょっと苦労人、みたいなのはだいたい加州くんなことが多い。
なお、山姥切国広だとなぜか総隊長とか隊長とかよばれがちで界隈の常識……みたいな感じを味わうの面白いです。歌仙だとけっこう審神者側が「なんかあったら斬ってくれそう」みたいな理由で選んでるのを見かける。陸奥守と蜂須賀は傾向がわかるほどの数にあたったことがない。多分読んでるもののせい。
話を戻すと加州くんの役割は彼がメインでもメインでなくても結構ブレがなくて(性格の差異はある)、自分がなにか書いてるときにひとがわらっといる場面でふっとこれはたぶん加州が喋ってるセリフ、みたいなのがつらっと出てくる時がある。
あるんだけど、うちの本丸の加州くんがじゃあその場面にいるかというと、なぜかいない。複数の本丸があるんだけど、そのいずれもとくに運営に関わるような場所には嫌だって言って近寄らないのがうちの加州くん(極修行にでかけてないのでLv99のまま)。でもセリフだけぽろっとでてくる。
しかたないので誰か他の人、そのセリフ引き受けてって見渡しても引き受けてもらえない。場面情必要だと分解して複数名に持ってもらう。
なのになぜか毎回ふわっとイマジナリー加州くんはしゃべる。ありがとう、その情報はいるね!みたいなことを喋ってくれるのだけど加州くんは実際にはいない。あくまでイマジナリーの加州くん。
うちの本丸にもこのはたらく加州くんがたまに来て欲しくなるけどそうするとうちの主張のある加州くんがいなくなってしまうので、私にとって働く加州くんはイマジナリーでしかない。かなしい。ここに加州くんがいてくれればかんたんに解決するのにな……とおもいながら他に役割を振りなおす。
そんなわけで私の中にはイマジナリー加州くんがいて今日も元気に働いている。イマジナリーだけど。