無音の願い/七三の祈り 蛇足
こそこそと没ネタとか裏話とかコンセプトとかさがしにきたひとむけ。べったじゃないのはベッタだと目に入りやすいから……。
肝心のことは書いてませんがまあネタバレです。
余韻もこわれるかもしれません。
よく考えてからどうぞ。
コンセプトは、あわせたら、白(かわいい)と黒(かわいくない)が逆転する話を……書こうと思ったんです。
実際はどうなのかな……どうなんだろうな。
白
最初は、かわいい→ちいさい、で、造形は60cmドール(球体関節系の)のイメージだったんですが書いてるうちにちゃんと確認したら「破壊ネタおっけーだけどR18Gはやめておいてね(意訳)」ってかいてあってごりっとネタをねじ曲げたので布と綿製になりました。声も音としては発せてないです。
もともとは光忠しんでる予定だったし、生首が具現化したもののはずだったし、成人男性の頭の重さとか調べてたんですけどなかったことに。
おかげで反転時の凄惨みはだいぶ薄れた気がする。
「激情」はみつたださんがやったこと。なせなかった残滓。
黒
縦中横が三桁だと面倒だよねと、最初三桁数字になったのをみて、ただそれだけのメタ理由で16進数に。初稿には白に16進数の説明とかもなんもなくてあとで校正時にねじこませてもらいました。9と10のあいだの断絶とかは後付です。理由がついてホッとしました。
かけるところから書いてゆっくり狂ってくように並べ替えしなおしました。
さっき読み直したら書いた私が病んでたようなきがした。
鶴丸さんは光忠はもうしんだものだとおもっているので残された刀を神様の力で体内に取り込んでしまうし、ちいさいのは自分が作り出してしまったものだと思ってでも形の相似があるからみたてて刀をそちらに移して光忠にしよう、みたいなかんじ。この辺あんまりうまく書けた気がしない……。
「信仰」は自分のための光忠を作ること。あまりいい方法じゃないので己である刀が曇る。
物語の結末はあえて欠落してます。
自分の中ではこうかなって思うことはあるのだけどなんか……死ぬのか生きるのかすごく決めかねて……それぞれの結末では相反して合わせた時に好きな方を選んでもらうのでいいのじゃないかな、って。
なのでなんかのおりにその、読んだ人なりの結末を聞く機会があったらいいなって思ってます。