3時のおやつの宣伝
藍さんの「三時のおやつ」がですね、ほんっっっとうによくて、合同でスペースとったついでにポエム値札作ろうって言って好きなフレーズ、宣伝フレーズを各はなしから抜いたらすごい数になって時間があったらフライヤーにでもしたかったけど時間がないのでそっとだす……
1.
「こうかいですか?」
「いいや、反省だ。俺はもっと良い道具でありたい」
2.
きっと部屋の中で食べてもこんなに楽しくはない。外で食べるからいいのだ。
3.
台所に置かれた食器棚の右の扉を開けると、その下段にお菓子が入っている。
4.
いつもお菓子が入っている戸棚が今日は空だ。
5.
ほんの少し、浦島が小瓶に入っていた粉を鍋に入れる。
するとそこに海が生まれた。
「知ってるか? 空が青いから海も青いんだぜ」
6.
夏は嫌いだ。理由は特にない。
確かに暑いのは鬱陶しいが、日は長いし野菜はたくさん取れるし夏も悪くないと思う。 それなのに何故かふっと口を突いて出るのは夏への嫌悪感だ。
7.
「いいか。ソーセージでもおにぎりでも三時に食べたらおやつなんだ!」
8.
「海の向こうに行きたいのかい?」
「そう見えるがか?」
9.
「一人でやってみりゃいいじゃねえか」
「絶対ボク一人じゃ無理」
10.
抜き足、差し足、忍び足。 そっと台所に近づく影がある。
11.
匂いを嗅ぐとその正体がわかった。
12.
博多藤四郎はけろっとした顔で無垢な夢を語る。
13.
奇術師のように誰かの驚く顔を見て笑う鶴丸は、本当は誰よりも一番魔法使いを待っている。
14.
この三人の集まりは何てことはない、ただの飲み会である。
15.
「甘いものでも食べて落ち着きましょうか」
16.
「例えばさ、米は毎日の食卓に欠かせないでしょ? でもおやつはなくたって寂しいだけだ。それでもおやつは食べたくなるし欲しくなる。愛されるってのはそういうことだよ。必要じゃなくても手元に置きたくなるもののことを言うんだ」
17.
黒豆は好きだ。けれどずっと同じ黒豆を食べ続けられるかといったら別問題だ。
18.
「いや、大の男がどら焼きに拘ってるところは面白いんだなって、こうして人の姿を取るまでは気が付かなかった」
【C88サンプル】3時のおやつ【通販はじまりました】 | 藍
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